熱海アカオフォレストを家族で訪問レビュー|所要時間の目安と海を望む写真スポット

熱海のアカオフォレストは、どのくらい時間を取って回ればよいのでしょうか。
公式の目安は散策に1時間、滞在なら約2時間で、園内には曽我浅間神社や日本庭園「天翔」が広がっています。
雨の日に家族3人で訪れた私たちは、山の斜面を歩く施設だと知らずに入園しました。ところが、園内バスで高台へ着くころには青空がのぞき、目の前に広がる海の景色に驚かされたのです。
この記事では、現地で撮った写真とともに、園内の見どころや歩き方、アクセスや料金の目安をまとめました。
アカオフォレストの所要時間・アクセス・料金

アカオフォレストを無理なく楽しむには、2時間ほどの滞在を見込み、行き方や料金も先に確認しておくと安心です。
散策は1時間、平均滞在は2時間が目安
公式FAQでは、散策の目安は1時間、平均滞在時間は2時間と案内されています。写真撮影やカフェも楽しむなら2時間を基準にし、休憩や待ち時間の分まで少し余裕を持たせておくと安心です。これは旅程を組むための提案で、私たちの実測時間ではありません。
熱海駅からバスで行ける海沿いの庭園
ACAO FORESTは、静岡県熱海市上多賀1027-8にある、海を見下ろす丘陵地の庭園です。園内には花やハーブの庭のほか、カフェや神社、アート作品も点在しています。
電車とバスを使うなら、熱海駅6番のりばから東海バスの網代旭町や弘法滝方面行きに乗り、「アカオフォレスト」で降ります。東海バスの案内によると、乗車時間は約13分で、バス停は施設の目の前です。道路の混雑で遅れる場合もあるため、帰りの便は停留所の時刻表で確認しておきましょう。
ちなみに、熱海駅前からは無料の送迎バスも出ています。予約制ではなく先着順のため、乗り場と時刻は公式アクセス案内で確認しておきましょう。なお、駅からの送迎バスと、入園後に山の上へ向かう園内バスは別々の乗り物です。
車で東京方面から向かう場合は、厚木ICから小田原厚木道路を進み、小田原を経て国道135号を熱海方面へ走ります。駐車場は100台分あり、利用料金は3時間まで1,000円、その後は30分ごとに200円です。駐車代は入園料とは別に計算しておくと慌てません。ルートの詳細は車のルート・駐車場の公式案内に掲載されています。
入園料と営業時間を確かめて園内へ
入園料は大人2,500円からで、季節によって変動します。小学生は1,000円、未就学児は無料です。営業時間は9時から17時までで、最終入園は16時となり、荒天時は臨時休園することもあります。出かける日の料金や開園状況は、公式施設案内や公式サイトのお知らせで確かめておきましょう。

受付はかわいらしい小屋になっており、スタッフの方から園内のまわり方の説明を受けました。行く前はどんな場所かよく分かっていなかったので、最初に教えてもらえて助かりました。

ただ、現地に着いたときはあいにくの雨でした。傘をさして歩くべきか、入園をためらうほど降っていたのです。
「せっかくここまで来たのだから」
そう声を掛け合って、入口で傘を借りて出発することにしました。園内には無料の貸出傘がありますが、本数には限りがあります。雨の予報なら、折りたたみ傘などの雨具も持参しておくと安心です。

園内バスで高台へ。神社と日本庭園の眺め
入口を抜けたあとは専用のバスに乗り込み、相模灘を見渡す山の頂上へ向かいます。
バスで山の上へ向かう
私たちはまず園内バスに乗り込み、山の上を目指しました。恥ずかしながらここへ来るまで、山を歩いて楽しむ施設だとは思いもしなかったのです。
この施設はバスで一気に上まで行き、庭園や景色を眺めながら歩いて下りてくる構造でした。車内のモニターに流れる案内を見ながら窓の外を眺めていると、約10分であっという間に頂上へ到着しました。


曽我浅間神社は山の上の木立の中
バスを降りた私たちは、まず曽我浅間神社へ向かいました。鳥居をくぐって石段を上がると、静かな木立の中に小さな社殿がたたずんでいます。参道は段差が多く、雨上がりは特に足元へ注意が必要でした。


社殿のそばには、神社の由緒を記した看板も立っていました。曽我浅間神社の案内によると、大山祇命と木花咲耶姫を祀り、家族や夫婦、友情の絆を象徴する神社とされています。


山の上に到着したころには雨が上がり、参拝を終えるころには暖かな日差しが差し込んできました。さっきまで入口で悩んでいたのが嘘のようで、思い切って入園してよかったと感じました。
日本庭園「天翔」から松と海を望む
神社をあとにして坂道を下りていくと、遠くの空に青空が見え始めました。日本庭園「天翔」は、見事な松や庭石の向こうに相模灘が広がる和風庭園です。澄んでいく空と青い海が重なり、とても清々しい気分になれました。


園路のすぐ脇には、どっしりとした胸像も置かれていました。渋くて品のある姿がとても格好よく、思わず足を止めて見入ってしまいます。
「私もこうなりたい」

訪れたのは、ちょうど桜が咲く春でした。花の向こうには、すっかり明るくなった空と穏やかな海が広がっています。手前に花の枝を入れてカメラを構えると、海だけを撮るよりも春らしい写真が撮れました。


日本最大の盆栽「鳳凰の松」を間近に見る
日本庭園のなかでひときわ目を引いたのが、「鳳凰の松」と呼ばれる巨大な盆栽です。左右へ豪快に伸びる枝は迫力があり、通路から見上げるだけでもその大きさに圧倒されました。

そばには「日本最大の盆栽」と書かれた認定証が掲示されていました。遠くからでも目立つ大きさはもちろん、横へ美しく広がる枝の形も心に残りました。

海を望むカフェとフォトスポット
見晴らしのよい高台の広場には、海を背景にお茶や写真撮影を楽しめる場所が集まっています。
COEDA HOUSEは海を望むガラス張りのカフェ

園内にある「COEDA HOUSE」は、建築家の隈研吾氏が設計を手がけたカフェです。全面ガラス張りの建物のまわりにはテラス席が並び、その先には海が広がっています。

私たちは後の予定が詰まっていて、カフェを利用できませんでした。青い海を眺めながらお茶を楽しめなかったことが、今でも少し心残りです。次に訪れるときは、ゆっくり休める時間まで確保したいと思います。


店頭の看板には、彩り豊かなケーキやスムージー、具だくさんのオープンサンドが写真付きで並んでいました。テイクアウトも利用できるため、外のベンチに座って潮風を感じながら味わうのも魅力的です。季節によってメニューや金額は変わるため、注文するときに店頭で直接確かめてみてください。

デッキの先に海と空が広がる
カフェのすぐ先には、木製のウッドデッキがせり出しています。雲が抜けて青空が広がるにつれ、雨でかすんでいた海面がくっきりと輝き始めました。ここで腰を下ろして、テイクアウトした飲み物を片手に海を眺めるのも気持ちがよさそうです。


高台からは、青い海原だけでなく険しい海岸線の斜面まで見渡せます。日差しが戻るにつれて水平線がくっきりと浮かび上がり、その雄大な景色に引き込まれました。

白いフレームとハンモックで海を背景に
デッキ周辺の斜面には、海を背景に写真が撮れるスポットがいくつも用意されています。特に人気だったのが、白い家のような形をしたフレームです。思わずカメラを構えたくなる工夫があちこちに凝らされていました。


海に向かって身を預けられる、ネット状のハンモックもありました。寝転ぶと視界の先に海と空が広がり、しばらく動きたくなくなるほど心地よく感じました。

花の小道とアートを楽しむ庭園散策
高台からの景色を眺めたあとは、下り坂に広がる庭園を歩きながら花やアートを巡ります。
花壇とベンチが続く石敷きの小道
高台からの眺めを存分に味わったあとは、庭園の小道をゆっくり歩いて下ります。テーマごとに趣の異なる庭が次々と現れ、植えられている花やハーブもさまざまです。春の花々を眺めながら歩くうちに、遠くの海だけでなく、足元に広がる植物の表情にも自然と視線が向かいました。


石敷きの道は、花壇の間を縫うように曲がりながら続いています。草花を間近で見られる一方、場所によって道幅が狭く、段差もあります。坂道も多いため、スニーカーなど歩きやすい靴が向いています。

木陰に現れるアート《#powerspot》
階段の手前まで歩くと、現代美術家・松田将英氏による作品《#powerspot》の解説板がありました。木々の中に突然現れるため、庭園を歩いていると自然に目へ飛び込んできます。

木組みの構造物の上には、「#powerspot」の文字が掲げられていました。周囲の生い茂る木々と現代アートが不思議となじんでいます。自然や海の眺めだけでなく、こうした屋外アートも思い出として残せるのが面白いところです。

坂道の先にも庭園と噴水がある
坂道を下るにつれて、周囲の風景も少しずつ表情を変えていきます。山の斜面を活かした庭園や白く輝く噴水が次々に現れ、最後まで見応えが途切れませんでした。


園内は坂道や階段が多く、頂上から入口まで歩くだけでも思った以上に足を使いました。足腰に不安がある方と訪れる場合は、休憩を多めに取り、園内の移動方法も先に確認しておくと安心です。
色とりどりの花壇を眺めながら坂を下りきり、入口へ戻ってきました。山の頂上から麓まで、歩くたびに景色が変わり、最後まで飽きずに散策できました。

周辺の立ち寄り先と家族旅行の感想
庭園のすぐ近くにある立ち寄りスポットとあわせて、実際に家族で訪れて感じた率直な感想をまとめました。
食事や買い物は麓の施設も候補に
散策の前後に食事やお土産選びをするなら、麓にあるACAO ROSE SQUAREも候補です。レストラン・ショップ案内には、ピッツァやパスタを提供する「CODA ROSSA」、ドリンクやスイーツが並ぶ「nagisArt café」、ハーブティーや雑貨を扱う「herb house」が掲載されています。今回は利用体験の紹介ではなく、旅程を組むための周辺情報です。
車なら、近隣の熱海城と組み合わせるのも便利です。熱海市観光協会のモデルコースでは、熱海城からACAO FORESTまで約3分と案内されています。実際に続けて訪れたという意味ではなく、車で移動する場合の立ち寄り案です。
自然と写真を楽しみたい家族旅行に
家族で初めて出かけたアカオフォレストは、熱海の豊かな自然を味わうのにぴったりの場所でした。バスで高台まで上り、海を見渡す絶景を眺められたこと、シャッターを切りたくなるスポットがたくさんあったことが心に残っています。
旅行の計画を立てる際は、公式が示す滞在2時間の目安を基準に、家族の体力や写真撮影の時間を考えて予定を組むのがおすすめです。日程が決まったら、まずは公式サイトで営業時間と当日の入園料を確認してみましょう。
今回の熱海旅行で泊まった宿・食事・立ち寄り先
今回の熱海旅行では、アカオフォレストのほかに来宮神社や桃山館、Fuuaも訪れました。泊まった熱海後楽園ホテルや食事の体験も、以下の記事で紹介しています。
- 泊まった宿:熱海後楽園ホテルの宿泊レビュー
海を望む部屋はどんな感じ?泊まって分かった館内や送迎バスの使い勝手も紹介 - 夕食:熱海後楽園ホテルの夕食ビュッフェ
家族3人が驚いた夕食ビュッフェ。ローストビーフや海の幸、ドリンクを写真で紹介 - 朝食:熱海後楽園ホテルの朝食ビュッフェ
朝からアジの干物にしらす、できたての料理も。実際に食べた朝食と、混雑の様子を紹介 - 温泉:オーシャンスパFuuaの体験レビュー
海とつながるような立ち湯と、くつろげるラウンジ。家族で過ごしたFuuaの体験を紹介 - 観光:来宮神社の参拝記
見上げるほど大きな大楠と、緑に包まれた境内。家族で歩いた来宮神社を写真で紹介 - 観光:桃山館のレトロゲーム体験記
親には懐かしく、娘には新鮮なレトロゲーム。家族で遊んだ桃山館と、昭和の展示を写真で紹介











