ホテルニューオータニ東京のSATSUKI朝食ブログレビュー|新・最強の朝食を写真たっぷりで紹介

「憧れのホテル朝食」と聞いて、真っ先に思い浮かぶ場所はどこでしょうか。多くのホテル好きの口から真っ先に名前が挙がるのが、ホテルニューオータニ東京の「SATSUKI」です。
今回、家族3人でこの贅沢な朝の時間をたっぷりと味わってきました。記憶に鮮烈に残ったのは、ふわりと芳醇にトリュフが香るオムレツと、専用マシンでギュッと搾られる果実感たっぷりのオレンジジュース。ただ、いざ予約する段になると見落としがちな落とし穴もあります。実は、「朝食付き」の宿泊プランであっても、SATSUKIが対象に含まれているかどうかはプランごとに確認が必要なのです。店内のリアルな熱気や圧倒される料理台の写真を交えながら、我が家の体験をレポートします。
ニューオータニの朝食を、SATSUKIで
SATSUKIが店を構えるのは、ニューオータニの広大な敷地の中心である「ザ・メイン」のロビィ階です。

エントランスの前まで来ると、堂々とした看板が目に飛び込んできました。掲示されている文字は「新・最強の朝食」。自ら「最強」と銘打つあたり、ただものではありません。並ぶ料理の写真を眺めているだけでも、胸の鼓動が高鳴るのを感じます。
ザ・メインのロビーから入口へ
訪れたのはまだ早い朝。隣接するブティックはまだシャッターを下ろし、フロア全体がしんと静まり返っていました。まるで、夜明け前の街を散歩しているような感覚です。
ところが、扉をくぐって店内に一歩足を踏み入れた瞬間、空気がガラリと一変しました。そこには心地よいざわめきと、カトラリーの重なり合う軽やかな音が響き渡っていたのです。

今回は宿泊中の利用だったため、入口でルームキーを提示します。スタッフさんの手際のよい案内で、スムーズに席へ通されました。いよいよ、至福の朝食ビュッフェの始まりです。

テーブルから眺める店内
テーブルについて真っ先に心を掴まれたのは、何気なく置かれていたおしぼりでした。手にとった瞬間、ずっしりとした重みとふっくらとした厚みに驚かされます。
「えっ、おしぼり5枚入り?」と錯覚してしまうほど分厚く大きなお絞りなのです。これだけで、一気にテンションが上がってしまいました。
ほんの些細なアイテムですが、「これぞ名門ホテル」と思わせる上質さがしっかり宿っています。非日常の贅沢とは、こういう細部のおもてなしにこそ感じられるものなのかもしれません。

腰を落ち着けるとすぐに、スタッフの方が「コーヒーと紅茶、どちらになさいますか?」と声をかけてくださいました。迷わずホットコーヒーをお願いし、期待を胸にいざ料理台へと向かいます。
「新・最強の朝食」を、一皿ずつ
ビュッフェエリアに足を踏み入れると、そこはまさに「食のテーマパークや」状態でした。香ばしい焼き立てパン、立ち上る湯気、色鮮やかな和洋中のごちそうたち。どれから手をつけるべきか迷って足がすくみそうになりますが、まずは前々から気になっていたオレンジジュースのマシンを目指しました。
料理台に並ぶ、朝のメニューたち

視線の先にあったのは、生のオレンジをその場で丸ごと搾ってくれる専用マシンです。これ、ネットで見て「絶対絞ってやる」と思っていたマシンです。
注ぎ口の下にグラスを置き、ボタンを押し続けている間だけ、ゴトゴトと豪快に果汁が搾り出されます。
「まずは味見程度に」と、自分の飲みたい量に合わせて調節できるのが嬉しいところ。これからの長い朝食時間を考え、まずはグラス半分ほど注いでみました。
口に含んだ瞬間、思わず目が丸くなりました。とにかくフレッシュ。果実本来の力強い甘みと爽やかな酸味が凝縮されていて、眠気の残る頭が一気に冴え渡るような美味しさです。
すぐ隣にはピッチャー入りのジュースも並んでいましたが、この搾りたてマシンのライブ感と濃密な味わいは、訪れたらぜひ一度体験してみてほしいポイントです。

続いて向かったベーカリーコーナーは、パン好きなら歓声を上げずにはいられない充実ぶり。なんと、あの世界的なパティスリー「ピエール・エルメ・パリ」のパンがずらりと並んでいるのです。「これを目当てに来た」という人がいるのも納得の華やかさでした。
定番のクロワッサンをはじめ、チョコレートやピスタチオを贅沢に使ったヴィエノワズリー(発酵生地の菓子パン)やドーナツまで勢揃い。パンを中心に朝食を組み立てたい方なら、あっという間にお皿がいっぱいになってしまうはずです。

カウンターにはトースターも用意されており、ほんのり温め直すことも可能。リベイクすると芳醇なバターの香りがふわっと立ち上り、焼き立ての風味が蘇ります。ただ、どれも美味しそうだからといって、最初から欲張るのは禁物。あれもこれも楽しみたいなら、まずは小さめのものを少しずつ試すのが賢明です。



冷菜コーナーには、肉厚なスモークサーモンやチキンボロナといった上品なコールドミートが美しくディスプレイされていました。中華のせいろからはほかほかの湯気が立ち上り、中を覗くと具だくさんのちまきや小ぶりな蒸し点心がぎっしり。視界に入るものすべてが食欲を刺激してきます。



もちろん、和食の充実ぶりも見逃せません。炊きたてのご飯に寄り添う納豆や自家製豆腐、出汁の染みた煮物に加え、なんとキラキラと輝く「いくらの醤油漬け」まで並んでいます。パンだけでお腹を満たしてしまうのは、あまりにも惜しいラインナップです。




さらに歩みを進めると、彩り鮮やかなお寿司、ホテルの定番である朝カレー、胃に優しい中華粥まで登場。おにぎりに至っては、シェフが目の前で握ってくれる贅沢なライブキッチン仕様でした。温かい麺料理の姿も見かけましたが、胃袋のキャパシティには限りがあります。食べていないメニューの味を想像で語るわけにはいかないので、今回は料理台の記録に留めておきます。



食後のデザートや朝を軽やかに締めくくりたいときに嬉しい、ヨーグルトやシリアルのコーナーも抜かりありません。ヨーグルトは岩手県産の岩泉ヨーグルトやギリシャヨーグルトなど3種類が揃い、トッピングのナッツやドライフルーツも豊富です。冷蔵ケースには宝石のようなゼリーやひんやり冷たいジェラートも並び、甘いものでフィニッシュしたい気分にしっかり応えてくれます。




ただし、ここでひとつ心に留めておきたい注意点があります。私が訪れた朝には、SATSUKIの代名詞ともいえるあの有名なショートケーキはありませんでした。「SATSUKIの朝食なら当然ケーキも並ぶはず!」と思い込んで行くと、少し寂しい思いをするかもしれません。お目当てのスイーツがある場合は、どこで提供されているかを事前にホテルへ確認しておくと安心です。
なお、ここでご紹介した内容は訪問当時のもの。公式案内にも記載されている通り、食材の入荷状況や季節によってメニューは入れ替わります。当日どんなごちそうと巡り会えるか、ぜひ一期一会の出会いを楽しんでみてください。
皿にのせた料理と、その味
さて、いよいよ実食です。最初の一皿には、コールドミートやスモークサーモンといった冷前菜を中心に盛り付けました。後から写真を見返してみると、お皿の上にずいぶんと遠慮がちな余白がありますね。「これから何巡もするぞ」という計算と慎重さが露骨に出ていて、自分で苦笑いしてしまいました。


小瓶に盛り付けられたスモークサーモンは、身が驚くほど肉厚で大ぶり。ひと口ごとにしっかりとした旨味が広がり、朝から豊かな満足感に包まれます。冷製肉も塩気が角立たず、上品な仕上がりでした。

コロンと愛らしい手まり寿司もいただきました。シャリがほんのりと色づいており、こだわりのお酢が使われているのが見て取れます。酢の配合までは分かりませんでしたが、酸味がとてもまろやかで、ネタの味わいを邪魔しない素直なおいしさでした。

プチプチと弾けるいくらの醤油漬けも、期待を裏切らない絶品。華やかなベーカリーに目を奪われがちなビュッフェですが、こうした和のお供のクオリティの高さにこそ、ホテルの底力を感じます。

そして――今回の朝食で文句なしのナンバーワンだったのが、フォアグラ入りトリュフソースのオムレツです。お皿がテーブルに届いた瞬間から、トリュフの高貴な香りがふわっと鼻腔をくすぐります。ナイフを入れると、中は理想的なとろとろの半熟。濃厚なフォアグラのコクと奥深いソースが口いっぱいに広がり、思わず言葉を失うほどの美味しさでした。


オムレツの具材やソースは時期によって変わることがあるそうですが、もしメニューで見かけたら迷わず選んでみてください。次回訪れる機会があれば、私は迷わずリピートします。
もちろん、ホテル朝食の定番であるエッグベネディクトもいただきました。とろりと崩れる黄身とソースの相性が抜群でこちらも満足度は高かったのですが、今回の個人的な軍配は、フォアグラオムレツの圧倒的なインパクトに上がりました。


SATSUKIの朝食、席で過ごす時間
ホテルビュッフェの醍醐味は、料理の美味しさだけではありません。料理台から戻り、ふっと息をついてテーブルで過ごす時間の心地よさも、体験の満足度を大きく左右します。
料理台までの距離と、席のまわり
店内は多くのゲストで賑わっていましたが、テーブルの間隔がゆったり確保されているため、隣の視線や会話を気にすることなく過ごせました。人が多くても料理の補充が驚くほど早く、お皿が空のまま放置されるような寂しい瞬間もありません。
とりわけ感動したのが、スタッフの方々の細やかな気配りです。カップのコーヒーが少なくなってくると、こちらが声をかける前に「おかわりはいかがですか?」と笑顔で注ぎ足してくれます。わざわざ席を立たずにゆっくり食事が楽しめる。こうした自然でスマートなサービスにこそ、一流のホスピタリティを感じます。

なお、テーブルで提供されるコーヒーや紅茶は朝食料金に含まれています。もしビュッフェとは別に特別なドリンクなどをオーダーしたい場合は、追加料金がかかるかどうかスタッフの方に事前に確認しておくと安心です。
訪れた時間と、店内の混み具合
私たちが利用したのは、月曜日の朝でした。週の始まりの平日とはいえ客席はかなり埋まっており、その人気の高さを肌で実感しました。もちろん、これはある一日の様子。土日祝日や大型連休ともなれば、さらに混雑の度合いは変わってくるはずです。

「休日はもっと行列ができるのだろうか」と想像は膨らみますが、実際の休日の混み具合を直接確かめたわけではありません。いつ行っても待たないとも、早朝なら必ずスムーズに入れるとも言い切れないのが実際のところです。
混雑状況によっては、順番待ちシステムが稼働することもあります。後の予定が決まっている日は、「朝食は1時間もあれば足りるはず」と過信せず、スケジュールにはたっぷりゆとりを持たせておくのがおすすめです。
ニューオータニの朝食、ほかの選択肢
「ニューオータニの朝食といえばSATSUKI」というイメージが強いかもしれませんが、実はホテル内にはほかにも魅力的な朝食スポットが存在します。旅行のスタイルや好みに合わせてぴったりの朝を選べるよう、公式案内をもとに主な会場の特徴を整理してみました。[公式案内]
ガーデンラウンジと紀尾井 なだ万
まず候補に挙げたいのが、ガーデンタワーのロビィ階にある「ガーデンラウンジ」。広大な日本庭園の豊かな緑を大きなガラス越しに眺めながら、和洋ビュッフェを堪能できるスポットです。トースト中心の軽やかなコンチネンタルブレックファストや、卵料理が付くアメリカンブレックファストなどのセットメニューも選べます。
一方、「朝は静けさの中で、丁寧な和朝食を味わいたい」という方には、同じフロアにある名店「紀尾井 なだ万」がうってつけ。ビュッフェの賑やかな活気とは対照的な、落ち着きある大人の朝を過ごしたいときの有力な選択肢です。
40階のタワーレストラン
ガーデンタワーの最上階、地上40階に位置するのが「タワーレストラン」です。眼下に広がる東京の大パノラマを見下ろしながら、贅沢な和洋ビュッフェを楽しめます。
美味しいお料理だけでなく、朝の光に輝く爽快な景色もごちそうの一部にしたいなら、ぜひ候補に入れてみてください。
客室でいただくルームサービス
「朝はお部屋でパジャマのまま、誰の目も気にせずのんびり寛ぎたい」。そんな気分のときは、ルームサービスを頼むのもスマートな大人の選択です。コンチネンタルやアメリカン、和朝食、さらには単品のアラカルトまで幅広く揃っています。
ただし、朝食付きプランでルームサービスへの振り替えが可能かどうかは、プランごとの利用条件次第。「どの朝食付きプランでも頼めるだろう」と思い込まず、予約時によく条件をチェックしておきましょう。
ニューオータニの朝食を予約する前に
「せっかくニューオータニに泊まるなら、絶対にSATSUKIで朝食を食べたい!」と心に決めたなら、予約時に最も注意すべきなのが宿泊プランの朝食欄。「朝食付き」という文字だけで安易に選ばず、利用対象の会場名までしっかり読み込むことが大切です。
プランにある「新・最強の朝食」の文字
数ある朝食付きプランの中には、「新・最強の朝食」が最初から指定できる専用プランがあります。プランのタイトルや説明欄に「SATSUKI」や「新・最強の朝食」が含まれている旨が明確に書かれているかを、必ず確認してください。[公式案内]
宿泊予約サイトを使う際も同様です。選べる会場の範囲、対象人数、もし他の会場から変更する場合の差額条件などを細かくチェックしておきましょう。少しでも曖昧な点があれば、予約を確定させる前にホテルへ電話で確認するのが最も確実です。
朝食の料金と利用時間
SATSUKI「新・最強の朝食」の公式案内による通常ビュッフェ料金は、大人8,500円、子ども5,000円、3歳以下は無料となっています。注意したいのは、ここに別途サービス料が加算されるという点。支払い総額や子ども料金の対象年齢などは、お出かけ前に最新情報を確認しておきましょう。[公式案内]
基本の営業時間は7:00〜10:00。ただし、日によってはオープン時刻が早まるケースもあるため、公式サイトの「日別営業時間案内」にも目を通しておくと予定が立てやすくなります。[公式案内]
また、入口のメニュー板を見ると、ビュッフェ以外にもコンチネンタルやアメリカンなどのセット朝食、アラカルトも載っていました。たくさんの品数を堪能したい日はビュッフェ、軽やかに済ませたい朝はセットメニュー、と目的に合わせて使い分けることも可能です。当日の提供方法については店頭で尋ねてみてください。

宿泊する日と、朝食だけの日
実はSATSUKIの「新・最強の朝食」、ホテルに宿泊していなくても外来利用が可能です。「朝食だけ贅沢に楽しみたい!」という願いも叶います。外来の事前予約を受け付けているのは平日と土曜日。宿泊ゲストとしての利用とはルールが異なるため、事前に条件をよく確かめておきましょう。
外来利用の場合、気になる滞在時間は土日祝および繁忙日が70分、それ以外の平日が90分に設定されています。注意したいのは、カレンダー上は平日でも「繁忙日」に指定されていると70分制になる点。気になる方は来店前日に店舗へ直接問い合わせておくのが安心です。また、原則として10:00には料理台が終了する点も頭に入れて、余裕を持った到着時間を計画しましょう。
トリュフがふわりと香る熱々のオムレツ、贅沢に搾りたてをいただくオレンジジュース、そしてひとつひとつ妥協なく作られた和洋のごちそう。SATSUKIで過ごす朝は、特別な一日をスタートさせるのに最高の体験でした。写真を見ながら「自分ならどんなお皿を組み立てようか」とワクワク想像を膨らませつつ、ぜひご自身の旅にぴったりの朝食プランを探してみてください。[公式案内]
宿泊自体を検討している方へ。家族3人で滞在した客室の様子やバスルーム、アメニティの詳細は別記事で詳しくまとめています。ホテルニューオータニ東京 ザ・メインの宿泊レビューを読む












