東京都美術館ミューズのランチレビュー|メニュー・料金・混雑

東京都美術館の中にある「ミューズ」は、洋食も和食も選べる使い勝手のいいレストランです。彩り豊かな「ミューズプレート」(2,950円)から、どこかほっとする「銀鮭海苔弁当」(1,700円)まで揃い、コスパの良い日替わりランチ(1,280円)、大きな窓からは上野恩賜公園の瑞々しい緑を眺められます。
今回は上野での展覧会鑑賞を前に、ランチで立ち寄ってみました。実際にいただいた3品の写真とともに、ボリューム感や店内の空気感、そして気になる11時過ぎの混雑具合までリアルにお届けします。
東京都美術館 レストラン・ミューズで頼んだもの
今回注文したのは、看板メニューの「ミューズプレート」に、和の定番「銀鮭海苔弁当」、そして当日の日替わり「チキンソテー」の3品です。それぞれの料理の詳しい中身やボリューム感は写真とともにじっくりご紹介するとして、まずは気になるお値段から一覧で整理してみました。
| ミューズプレート | 税込2,950円/コーヒーまたは紅茶付き |
| 銀鮭海苔弁当 | 税込1,700円/豚汁付き |
| 日替わりチキンソテー | 税込1280円/スープ付き |
ミューズプレートは洋食を少しずつ楽しめる
真っ先に選んだのは、メニューで「大人のお子様ランチ」と紹介されていたミューズプレートです。子どもの頃に胸をときめかせたあのワクワク感が、上野精養軒のクオリティで一皿にぎゅっと凝縮されています。

お値段は税込2,950円で、食後のコーヒーまたは紅茶がついてきます。オムライスもフライも、そしてお肉も食べたい――そんな欲張りな気分を丸ごと受け止めてくれる贅沢なコンボです。

まずはココットに盛られたビーフシチューから。スプーンを入れてみると、大きなお肉がごろりと入っていて嬉しい驚きがあります。小ぶりな器だからと侮れません。ホロリとほどけるお肉に、彩りのブロッコリーとにんじんが添えられ、コク深いデミグラスの風味が口いっぱいに広がります。

続いては洋食の王道、フライたち。ぷりっとした大きめのエビフライに、サクサクの白身魚フライ、奥には香ばしいソーセージが控えています。白身魚の下にはタルタルソースがしっかり敷かれており、思わず顔がほころびます。

主役のオムライスは、ころんと丸みを帯びた可愛らしい佇まい。昔ながらのケチャップが鮮やかです。ただ、ご飯の量自体は全体に控えめな印象でした。がっつり大盛りライスを食べたい派の方には、少し腹八分目に感じられるかもしれません。

ウェルトリップ Takaシャキシャキの生野菜サラダも彩りを添えています。大皿料理を一心不乱に掻き込むというよりは、シチューをひとくち、フライをぱくり、合間にオムライスを……と、贅沢な味のグラデーションを少しずつ楽しむのにぴったりのプレートですね。


食後には、セットのホットコーヒーをお願いしました。上品な香りに包まれながら、美味しかった余韻に浸るひととき。最初からドリンク代が含まれていると考えると、お会計時の納得感も高まります。
銀鮭海苔弁当は厚みのある鮭と豚汁付き
一方、同行者が注文したのがこちらの銀鮭海苔弁当。税込1,700円で具だくさんの豚汁付きという、美術館ランチとしてはかなり頼もしい構成です。


洋食プレートの華やかさとは対照的に、こちらは「白米をじっくり味わうための直球勝負」といった風格。お出汁の効いた汁物に小鉢の副菜まで並び、「今日はしっかり和食で落ち着きたい」という気分にまさにドンピシャです。


何より目を引いたのが、主役である銀鮭の圧倒的な分厚さでした。黒々とした海苔が敷き詰められたご飯の上に、堂々と鎮座しています。お箸で身をほぐす同行者を横目に、思わず「それ、当たりだね!」と声をかけてしまったほどの存在感でした。


脇を固める豚汁も手抜きなし。大きめに切られた大根やにんじんなど、お椀の底から具が次々と顔を出します。お弁当の付属スープという枠を超えた、しっかりとお腹を温めてくれる一杯でした。
日替わりチキンソテーはスープ付きでコスパ良し
そしてもう一つ、この日の日替わりランチとして登場していたのが「チキンソテー 〜マスタードソースがけ〜」です。限定30食の文字に惹かれて注文しましたが、ご飯とスープまでしっかり揃った充実の内容でした。


運ばれてきてびっくり、なんと鶏もも肉のソテーが豪快に2枚も。香ばしく焼き上げられたチキンにピリッと爽やかなマスタードソースが絡み、食べ応え抜群です。グランドメニューと比べてもお値段がお手頃で、この日頼んだ中では一番のコストパフォーマンスを感じました。


とりわけ印象的だったのが、お皿に盛られた白ご飯の美味しさです。お米のひと粒ひと粒がピンと立っていて、ツヤも抜群。ジューシーなチキンを受け止める相棒として、文句なしの炊き上がりでした。


セットのスープも旨味がぎゅっと濃縮されていて、食欲を心地よく刺激してくれます。お肉、ご飯、スープと三角食べを進めるうちに、気づけばお腹も心も大満足。もし訪れた日に日替わりランチがあれば、まず黒板をチェックしてみることをおすすめします。
ミューズのメニューは、同行者の好みが違っても選びやすい
私たちがいただいた料理のほかにも、本格的なステーキからお魚料理、さらにはお蕎麦まで、実に幅広いラインナップが用意されています。誰かと食事に行くとき、「洋食気分」と「あっさり和食気分」で意見が割れることはよくあるもの。そんな時でも喧嘩にならず、同じテーブルで笑顔になれるのがミューズの大きな魅力です。
ハンバーグからパスタまで、洋食がそろう
お肉料理にはジューシーなハンバーグやカットステーキ、お魚料理にはサクッと揚がったミックスフライなど、老舗・精養軒の息吹を感じる洋食がずらり。ワンプレートで色々つまみたい日も、お気に入りのメインを一皿頼みたい日も、気分に合わせて自在に選べます。


ミューズプレートのページには、料理の盛り合わせ写真が大きく載っていました。注文前にオムライスやフライの中身を見られる案内です。


肉料理にはハンバーグやカットステーキなどがあります。なお、写真の鶏肉料理と豚肉料理には、現在の公式メニューと価格が違うものがありました。


魚料理やミックスフライ、カニクリームコロッケも並んでいます。パスタには嬉しいハーフサイズの案内もあり、食べる量やお腹のすき具合に合わせて選べるのが助かります。


ご飯もののページには、カレーやハヤシライスも載っていました。チャップスイやグラタンもあり、洋食の選択肢が多いのが分かります。
和食派には海苔弁当、子どもにはお子様ランチ
「今日はデミグラスより、お米とお出汁で癒やされたい」――そんな日には和食のページへ。銀鮭海苔弁当や天重、そばが並びます。子ども向けのお子様ランチもあるので、家族揃ってのランチでも安心です。


ご飯と汁物を合わせて食べたいなら、豚汁付きの銀鮭海苔弁当も候補です。そばもあるので、その日の食欲に合わせて選べます。


軽食のサンドイッチやサイドメニューも載っていました。主菜をしっかり食べたいときと、軽めの食事にしたいときで選び分けられそうです。
ケーキやパフェで、食事以外の休憩にも
ミューズの使い道はランチだけにとどまりません。ケーキセットやワッフル、パフェなど、甘いもののページも驚くほど充実しています。展覧会でたっぷり歩いたあとのクールダウンにも打ってつけです。


ケーキセットやベルギーワッフルが並び、ケーキも種類を選べます。展覧会の前後に、食事ほど量はいらないけれど座って休みたい、というときにも使いやすそうです。


パフェの写真を見ると、グラスの底から天辺までしっかり盛られた堂々たる高さ。芸術鑑賞で頭をフル回転させた後は、無性に甘いものが恋しくなるものですよね。濃厚なアイスクリームと迷う時間すら楽しくなります。


飲み物にはコーヒー、紅茶、ソフトドリンクのほか、アルコールもあります。ミューズプレートには飲み物が付くため、セットの内容も見ておくと注文を決めやすくなります。


ちなみに私たちが訪れた日には、食事やデザートを頼むと飲み物が150円引きになる案内もありました。対象は1人1杯まで。利用する日は、割引の案内が店頭にあるかが判断の目安です。
\ 食べたい料理と予算を来店前に /
緑が見えるレストラン ミューズは、一人のランチにもよさそう
店内に足を踏み入れると、壁一面の大きなガラス窓から上野公園の木々が目に飛び込んできます。天井が高く広々としたフロアは、美術館という特別な場所で過ごす時間をいっそう心地よいものにしてくれます。


訪れた日はあいにくの強い雨でしたが、雨に濡れて深みを増した窓の外の緑がとても美しく、印象に残りました。席はグループでくつろげるテーブル席のほか、窓に向かって座るカウンター席も用意されています。





この窓向きカウンター席が、一人で展覧会を見に来た日にはたまらない特等席になりそうです。誰の目線も気にせず、外の景色をのんびり眺めながら料理を味わう……そんな贅沢なソロ時間が過ごせます。
11時過ぎはすぐ入れたが、帰る頃には行列が!
気になる混雑について。この日はオープン直後の11時過ぎに着き、すぐに席へ案内されました。入口付近に少し人はいたものの、広い店内にはまだ余裕がある状態。待つことのストレスなく、スムーズに食事を始められました。


ところが、食べ終えて店を出る頃には、入口に長い行列ができていて驚きました。ほんの1時間足らずでこれほど劇的に変わるとは……! 展覧会の入場時間やその後の予定が決まっているなら、混雑のピークを外した早めの昼食が断然おすすめです。



もちろん、これは雨の日に利用した一度の体験です。毎日同じ混み方とは限りませんが、展覧会の予定がある日は「お昼時は並ぶもの」と見込んで、待ち時間を計算に入れておくと慌てずに済みますよ。
ミューズは東京都美術館の中央棟2階にある
展覧会の観覧券がなくても、レストランだけふらりと利用できます。運営は老舗「上野精養軒」。館内にはほかの飲食店もあるので、ミューズへ向かうときは「中央棟の2階」を目印に進みましょう。


館内では、「2F レストラン ミューズ」の案内サインが目印です。この日は階段を使いましたが、エレベーターも完備されているので、足元が不安な日やベビーカーでも安心です。


通常の営業時間は11:00〜17:30で、ラストオーダーは17:00です。特別展・企画展開催中の金曜日は20:00まで夜間営業を行い、ラストオーダーは19:30となります。
原則として、第1・第3月曜日は休業します。祝日・振替休日の場合は翌日が休業となり、美術館の休館日も休みです。展示替えなどによる臨時の営業時間変更は、お出かけ前に公式の案内を見ると分かります。
所在地は東京都台東区上野公園8-36、東京都美術館内です。館内のレストラン「サロン」やカフェとは別の店舗なので、頭上の店名案内に沿って向かってくださいね。
\ 臨時の営業時間変更も店舗案内に掲載 /
ミューズでランチをする前によくある質問
席を予約できるか、食事だけでも本当に入れるのかなど、お出かけ前に知っておきたいポイントをQ&A形式でまとめました。おひとり様や子ども連れで利用する場合も含めて、よくある疑問にお答えします。
- 席の予約はできますか?
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通常の席予約は受け付けていません。ただし、車いす利用者と付き添いの方を含む大人数での利用に限り、予約の案内があります。該当する場合の相談先は店舗です。
- 展覧会のチケットがなくても利用できますか?
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展覧会の観覧券がなくても、ミューズで食事を楽しめます。美術館で作品を見る日だけでなく、上野恩賜公園のお散歩途中に昼食をとりたい日にもぴったりです。
- 子ども連れや一人でも利用できますか?
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子ども向けのメニューがあり、ベビーカーでの入店も可能です。また、窓の外を眺められるカウンター席も用意されているので、一人で気兼ねなく食事をしたいときにも重宝します。
\ 東京都美術館内の店舗についての案内へ /
ミューズは、気分に合わせて選べる幅広いメニューと、上野の自然を切り取ったような緑の借景がとても心地よいレストランでした。上野エリアでランチに迷ったら、事前にメニューを眺めて候補に入れてみてはいかがでしょうか。
この日は、ミューズでランチを楽しんだあと、ホテルニューオータニ東京に泊まりました。家族3人でゆったり過ごした部屋の様子は、ホテルニューオータニ東京の宿泊記に写真とともにまとめています。












